ソサイチが上手そうなサッカー選手特集! -ソサイチプレイヤーとして感じること―

公開:2025.08.08

更新:2025.08.25

ソサイチが上手そうなサッカー選手特集! -ソサイチプレイヤーとして感じること―

 「サッカーが大好き!」「でもソサイチってそこまでよくわからない!」そんなあなたに届けたい、サッカー選手特集! > 📣

サッカー観戦のためなら飛行機代は惜しまない、ソサイチプレイヤーのレオンがお届けするフットボールコンテンツです。

 ここでは、私がソサイチプレイヤーとして活動する中で感じる「もしソサイチをやったらきっと上手いに違いなし!」なサッカー選手をピックアップして紹介していきます。ほとんど独断と偏見かも?お付き合いください!

⭐️「ソサイチ」とはなにか

 あなたは海外で「ジャパンのフェイマスなスポーツは?」と聞かれたらなんと答えますか? 相撲?野球?それとも柔道? もちろん、これらも日本を代表するスポーツですが、笹川スポーツ財団の調査によると、2024年国内競技人口1位はサッカーで、なんと369万人だそうです。とんでもない数ですね。

近年、イングランド・プレミアリーグ(イギリス)やセリエA(イタリア)、ラ・リーガ(スペイン)などのトップリーグで多くの日本人選手が活躍していることもあって、サッカー観戦市場も活性化しています。そんなサッカーブームの中で、獅子奮迅の勢いで盛り上がりを見せているのが「ソサイチ」です。

ソサイチとは、1950年代頃にブラジル・リオデジャネイロで発祥した7人制サッカーで、『社交的サッカー』を意味する『Football Society(ポルトガル語ではFutebol Society‘‘フッチボウ ソサイチ“と発言する)』がその語源である。

引用元:一般社団法人日本ソサイチ連盟

詳しくはこちらの記事をご覧ください!

ソサイチとフットサルの違いとは? 特徴と違いを徹底解説 | OFF THE PITCH | フットボールがもっと楽しくなるメディア

 ソサイチの特徴を簡潔に表すとしたら「オフサイドがない」「7人制」「激しいトランディション」という3点に集約できるのではないでしょうか。さて、こちらを踏まえて早速「ソサイチが上手そうなサッカー選手」を紹介していきます!

① GK エデルソン・モラエス(マンチェスターシティ所属)

引用元:https://www.skysports.com/football/news/11679/11857425/ederson-out-of-liverpool-vs-manchester-city-with-injury

まず、1人目はマンチェスターシティのGKでブラジル代表のエデルソン・モラエス選手。同選手は2017年にベンフィカからシティに加入して以来、ペップ・グアルディオラ監督のポゼッション戦術に欠かせないプレイヤーとして、6回のイングランド・プレミアリーグ(以下、PL)優勝と欧州チャンピオンズリーグ(以下、CL)初優勝にも大きく貢献しています。エデルソンがソサイチに向いているプレイヤーである理由は、ハイレベルな「足元の技術」にあります。

選手プロフィール:エデルソン・サンタナ・ジ・モラエス
1993年8月17日生まれ、ブラジル・サンパウロ出身のサッカー選手。マンチェスターシティFC所属で、ポジションはゴールキーパー。ブラジル代表。全身のタトゥーに少し怖い印象もあるようですが、実は耳裏にはかわいいニコちゃんマークがある。

 ソサイチは7人制で行われるため、ポジション感覚がサッカーとは違います。各クラブの戦術にもよりますが、全員で攻撃参加して、全員で守備をすることが多いです。守備のマークについても、相手選手を1人でもフリーにしてしまうと大きな穴を空けることになります。そのため全体的にかなり流動性が生じます。ここで重要になるのがキーパーです。

 まず、ソサイチではチームがボールを保持するうえで数的有利を作るために、キーパーが後方からのビルドアップに積極的に参加します。攻撃時はキーパーがハーフラインあたりまで来てポゼッションに参加することもよくあります。関東リーグ1部所属、ELAGUA TOKYO(エルアグア東京)のキーパーで全国大会MVPにも選ばれた元ソサイチ日本代表、星野昴選手のプレイを観ても分かりますね。

 エデルソン選手ですが、幼少期はGKではなくサイドバックであったこともあり、足元の技術は一級品。フィールドプレイヤー顔負けのテクニックを持っていて、2024-2025シーズンはGKなのになんと4アシストもしています!たまに危なっかしいボールの持ち方をして監督が怒っていますが(笑)

そんなエデルソンのパス技術、ロングフィード、そして1対1の強さがあればきっとソサイチという競技にマッチするのではないでしょうか。そして何よりブラジル人ですしね!

2022-2023シーズン、CL決勝。マンチェスターシティ対インテル。1-0でリードするなか後半アディショナルタイム。ラストプレイのエデルソンのスーパーセーブは忘れられません。

② FW ロメル・ルカク(ナポリ所属) 

引用元:https://jp.reuters.com/life/sports/OJG55GD2M5KW5FNJFORBEZH6FQ-2024-10-30/

さて、2人目はベルギー代表で「ビッグロム」(大きなロメル)という愛称を持つロメル・ルカク選手です。同選手はチェルシーやインテルなどのビッグクラブを渡り歩き、FIFAクラブワールドカップ優勝やセリエA優勝。また個人賞としてUEFAヨーロッパリーグ得点王やPL月間最優秀選手賞獲得など多くのタイトルを手にしています。さらに、ベルギー代表の最多得点記録保持者でもあります。

現在はセリエAのSSCナポリに所属するルカクですが、「オフサイドがない」「強烈なフィジカル」という2つの視点でソサイチ向きのプレイヤーだと言えます。

選手プロフィール:ロメル・ルカク
1993年5月13日生まれ、ベルギー・アントウェルペン出身のサッカー選手。SSCナポリ所属で、ポジションはフォワード。ベルギー代表。優しい性格で愛されキャラ。「ヘッドフォンをつける位置がおかしい」とネットでいじられる。

 前述したとおり、ソサイチにはオフサイドがありません。サッカーではオフサイドがあるので相手の最終ラインよりも前でボールを受けたり、プレイに関与したりすることはできませんが、ソサイチにはそんなプレイもできてしまいます。つまり、FWが幅と深さをより自由に使って動けるということです。ピッチのどこでも起点になれるということは、相手守備が潰さなければならない攻撃の選択肢が増えるため非常に強いスタイルです。私自身も所属するSD Ardoraでこのようなプレイを心がけていますが、それにはフィジカルが必要です。ルカク選手は身長191㎝、体重93㎏と超大型ということで、どこでも起点になれるプレイヤーだと言えます。キーパーの前であえて待ち伏せをして、ブラインド役に徹する。またはDFラインを崩す効果も生まれるでしょう。身体が大きいのが原因で手や足などが体の一部がオフサイドラインからはみ出てしまいオフサイド判定になるというアクシデントもソサイチにはありませんしね!

さらに、ルカク選手は「決定機をよく外す」と若干いじられています。しかしそれはチャレンジしているからこそです。ソサイチはどんどん打つのが大事ということも言えるため、ソサイチは彼にとても適した競技と言えます。

③ MF ジェームス・マディソン(トッテナム・ハットスパー所属)

引用元:https://spurs.sc/archives/2024/08/tottenham-james-maddison-leicester-england

3人目はイングランド代表でトッテナムホットスパー所属のジェームス・マディソン選手です。ソサイチが上手そうな選手を取り上げるうえで、彼について触れないわけにはいきません。ジェームス・マディソンといえば「アメリカ合衆国建国の父」が浮かんでしまうそうですがサッカー選手のほうですよ!

マディソン選手はレスターシティFCにて長い間プレイしており、象徴的なプレイヤーでしたが2024-2025シーズンからトッテナムに移籍。加入1年目から主要選手として圧倒的な存在感を見せています。ポジションは攻撃的ミッドフィルダーで、「ファンタジスタ」と呼ばれるほど創造性のあるプレイを得意としています。具体的には「中盤やサイドでのボール保持力」「高いキックの精度(パスセンス)」「守備への切り替えの早さ」が強みだと表現できます。これはまさにソサイチをプレイするとしたら決定的な要素ではないでしょうか。

選手プロフィール:ジェームス・マディソン
1996年11月23日生まれ、イングランド・コヴェントリー出身のサッカー選手。トッテナムホットスパー所属で、ポジションはミッドフィルダー。イングランド代表。ダーツが好きすぎて、試合前のホテルに持ち込んでまで楽しむ。ゴールパフォーマンスもダーツの仕草。

マディソン選手は中盤とサイドでのボールキープがうまく、相手DFをずるずると引き下げるプレイが目立ちます。体格は175㎝とそこそこですが、体幹が強いため当たり負けしません。ソサイチはサッカーよりも狭い且つフットサルよりは十分にスペースがあるので必然的にカウンターがされやすい競技です。そのため、中盤やサイドでボールキープできる能力は貴重です。さらにマディソン選手はカウンターされないようなプレイをするだけでなく、カウンターされたときの守備への切り替えに長けています。なんと最前線からでもダッシュで自陣に戻って相手のボールを奪い、カウンターを阻止するのです。「ダッシュ」してボールを「奪取」したと!すごいですよね。

 また、攻撃時にはスペースを見つけてボールを運んだり、繊細なパスを出したりと「オシャレ」なプレイを得意とするマディソンはソサイチに向いていると言えます。

マディソン選手のプレイは見ていてワクワクさせられます。トッテナムの来日ツアーイベントでもイギリスでの現地観戦の際にも彼のプレイをお目にかかりましたが、大活躍でした。その結果、マンチェスターシティが0-4で負けてしまったのですが・・。

⭐️まとめ

 ここではソサイチをプレイしたら上手そうなサッカー選手をご紹介してきました。サッカーとソサイチ(もっと言えばフットサル)は同じ蹴球スポーツではありますが全くと言っていいほど別物です。実際にサッカー選手がソサイチリーグでプレイしてみたら「あれ?どうした?」なんてこともあるかもしれませんね。でも、きっとこの3選手なら活躍することでしょう。この記事がなにかの間違いで英訳され、彼らの手に届き、将来的にソサイチリーグに参戦してくれることを切に願う次第です!

レオン

1999年3月6日生まれ、東京都町田市出身。イギリスと日本のハーフで、イングランド・プレミアリーグの大ファン。サッカーコーチやモデルとして活動するほか、ソサイチ関東リーグ3部所属SD Ardoraでプレイヤーを務める。近年、PLリーグやカタールリーグなど現地観戦。将来はマンチェスター移住を予定!

この記事を書いたライター

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みゆ

1997年6月14日埼玉県出身。 大学生時代に味の素スタジアムでの大会に参加し、 自身も運営に携わりたくアルバイトとして勤務する。 大学卒業後は、観光やIT関系の仕事をしたのち、エフチャンネルで社員として働く。 企画も運営も元気いっぱいやります! 会場でお話ししましょう!

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