「生涯現役」はゴールじゃない。プレーヤーとして、いつまでも輝ける場所

公開:2025.06.05

更新:2025.07.09

<strong>「生涯現役」はゴールじゃない。プレーヤーとして、いつまでも輝ける場所</strong>

年齢を重ねても、フットボールを続けたい──。

それは、かつて競技に本気で向き合ってきた人なら、誰もが一度は抱く想いかもしれません。

F-CHANNELは、そんなプレーヤーたちの“今”に寄り添い、「生涯現役」を掲げる場所づくりを進めています。

このコラムでは、Over35・Over45といった年齢別カテゴリの意義やプレー環境の魅力を紹介しつつ、これから新たにチームを立ち上げたい方、久しぶりに蹴る場所を探している方に向けて、「またボールを蹴る未来」のリアルな選択肢をお届けします。

「生涯現役」を支える場所とは?──オーバーカテゴリの意味

F-CHANNELが開催するオーバーカテゴリ(Over35/Over45)リーグは、年齢というライフステージに応じた新たな“挑戦の場”です。

競技志向だったプレーヤーも、学生時代に部活で打ち込んでいた人も、子育てや仕事に追われる日々の中でも、「もう一度ボールを蹴りたい」「やっぱり仲間とプレーする時間が好きだ」と感じた瞬間に、すぐに踏み出せる場がここにはあります。

これらのカテゴリが「シニア向け」という言葉に甘んじるのではなく、あくまで“真剣に楽しむプレーヤーのためのリーグ”として運営されているのが、F-CHANNELのこだわりです。

年齢によってプレースタイルや体力に違いが出てくるからこそ、互いに無理なく、それでも真剣に戦える相手と出会える場。

それがOverカテゴリの最大の魅力です。

さらに、オーバーカテゴリでは「勝ち負け以上に、どれだけ全力を出せたか」に価値を見出す参加者も多くいます。
フィジカルやスピードでは若い選手に敵わなくても、技術や判断力で魅せられる喜びがある。

たとえ1点を取ることができなくても、守備でチームに貢献できた、その満足感が心を支えてくれます。

また、試合後には「久しぶりにあの感覚を味わえた」「また練習を再開しようかな」という声が多く聞かれ、Overカテゴリは単なる大会ではなく、“もう一度フットボールを始めるきっかけ”にもなっているのです。

なぜ“同年代との試合”が求められているのか

オーバーカテゴリの意義は、単に年齢を区切っていることではありません。

35歳、45歳……多くの人が家庭を持ち、仕事の責任も増し、若い頃のようには練習や遠征に時間を割けなくなっていく中、それでも「試合に出たい」という気持ちは残ります。

そんなとき、「同じ年代の人たちと対戦できる」という条件は、安心してプレーに臨めるひとつの前提になります。


例えば、20代の相手にスピードや当たり負けをするのが怖い、というプレーヤーでも、Over35/45であれば自分のペースで楽しめる余地がある。
無理なく、本気になれる。そんな環境が用意されているのです。

また、同年代であれば価値観や生活背景も近く、対戦後に自然と会話が生まれたり、共通の話題で盛り上がったりと、ただの試合にとどまらない繋がりが育つことも珍しくありません。

さらに、医療やリハビリなどの健康意識が高まる現代において、「同年代とのプレー」はケガのリスクを最小限にしつつ、適度な運動機会を得る上でも非常に有効です。
無理をせず、でも本気で取り組める──そんな絶妙なバランス感覚が、オーバーカテゴリの人気を支えているのです。

Over35からOver45へ──広がる選択肢

これまで多くの参加者を迎えてきたOver35カテゴリに加え、2024年からはOver45カテゴリも新設され、より多くの世代にとっての「現役の場」が整ってきています。

45歳以上というと、運動にブランクがある人も少なくありませんが、「同世代だけならやってみようかな」「昔の仲間ともう一度やってみたい」といった声が集まり、実際に参加チーム数も少しずつ増加しています。

この広がりの背景には、プレーの質だけでなく、“試合に向けた準備も含めて楽しい”と感じられる文化づくりがあるからこそ。
試合当日を目標に、健康管理を始めたり、定期的に練習を再開したりするプレーヤーも増えてきました。

また、Over45ではプレースタイルも独特です。
落ち着いたパス回しや、無理のない動きでチームとして戦うことが重視され、ひとつひとつのプレーに「味」がある。
スピードや激しさに頼らない、経験と知性で勝負するプレーには、見ている側にも感動があるのです。

このように、Over35とOver45、それぞれの世代で異なる魅力があり、自分に合ったペースとスタイルで“今の自分”を楽しめることが、オーバーカテゴリ最大の強みです。

新たなチームが生まれる土壌として

F-CHANNELが提供するオーバーカテゴリは、既存チームだけでなく、これから始めたい人たちにとっても最適な土壌です。

実際、過去には「かつての仲間と再結成したチーム」や「会社の同僚が集まって立ち上げた新規チーム」「父親同士がつながって生まれた地域チーム」など、多様な形でチームが誕生しています。

大会やリーグ戦を通じて、気の合うチーム同士が練習試合を行ったり、オフには食事を共にしたり、単なるスポーツを超えた関係性が育まれていく様子は、まさに“コミュニティの創出”と呼べるものでしょう。

さらに、チーム運営をサポートする情報提供や、事務局との連携もスムーズで、初心者チームでも継続して参加しやすい環境が整っています。
自分たちのペースで、無理なく、でも真剣にボールを追える──そんな場所を一緒につくっていきましょう。

プレーヤーとして輝ける人生を、自分でつくる

誰かに「もう年だから」と言われても、誰かに「若い子には勝てないよ」と笑われても、ボールを蹴りたい気持ちに年齢は関係ありません。

40代でも、50代でも、何歳になってもプレーヤーとしての誇りを胸に、ピッチに立ち続ける人たちがいる。
そんな姿を見て、「自分もまたやってみようかな」と思える人が一人でも増えれば、それだけでこのリーグの価値は広がっていくと私たちは信じています。

“生涯現役”は、与えられるものではなく、自分で選び取るもの。
その選択を、F-CHANNELは応援し続けます。

年齢とともに変わっていく身体や生活に合わせながらも、「挑戦すること」を諦めない──。
それがF-CHANNELが描く理想のプレーヤー像であり、その姿勢にこそ、多くの人が勇気をもらえるのではないでしょうか。

誰もが主役になれるピッチがここにあります。

最後に──あなたの一歩が、誰かの背中を押す

これまでプレーから遠ざかっていた人も、定期的に蹴っている人も、そして新たなステージでチャレンジしたい人も。

Over35・Over45という枠は、「年齢の制限」ではなく、「年齢に寄り添う自由」です。

あなたが踏み出すその一歩が、同じように迷っている誰かの背中を押すこともあるかもしれません。
生涯現役を目指す仲間として、ぜひまたピッチでお会いしましょう。

そして何より、「やりたい」という気持ちに素直になることこそが、すべての始まりです。年齢やブランクではなく、“いまの自分”を受け入れ、その一歩を歓迎してくれる環境がここにはあります。

次の試合で出会うのは、かつてのチームメイトかもしれませんし、同じタイミングで始めた“新しい仲間”かもしれません。

F-CHANNELのオーバーカテゴリは、そんな偶然の再会と、これからの物語を待っています。

📣 次回開催のOver35/Over45大会情報は
F-CHANNEL公式サイト(オフザピッチ) をチェック!

この記事を書いたライター

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青城 碧花

1983年9月26日 埼玉県出身 スポーツ観戦が大好きな二男二女のママライター。1993年のJリーグ開幕は今でも鮮明に覚えている。現在はソサイチの魅力を多くの人に知ってもらおうとフリーライターとして活動中。

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